◆子育て相談 ◆家族関係コンサルティング  自分らしい生き方探し・・・メンタルトレーニング、カウンセリング、インナーチャイルドセラピー
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先日、病院の待合室にいたら、
事務の女性とおなじみの男性患者さんが話しておられました。

患「どっちだった?」
女「男の子です」
患「ほう、残念じゃったなぁ(笑)」
女「そんなことないですよ」

事務の女性が妊娠しておられるのか
出産されたのか
詳細はわかりませんが。

妊娠中でないこと(赤ちゃんが聞いてないこと)を
祈ります。

この会話を赤ちゃんが聞いていると
「ぼくは 『ざんねんなこども』 なの!?」
と、自分のことを思ってしまいます。
これが、「自分の存在価値を否定する」というバーストラウマに発展します。

男であること、それは変えられない事実

そのことが「残念」と言われてしまうわけです。

男であり続ける限り、
すっとその「残念な存在」という痛みを抱えて
生きなければならないわけです。
親にも気づいてもらえることなく。


こんな時、お母さんが
おなかの赤ちゃんに向かって
「ママは、残念だなんて思っていないよ。
生まれてくるのを楽しみに待っているよ」
と、言い直してあげると、トラウマにはなりません。


胎教とは、モーツァルトを聞かせることじゃないんです。
おなかの赤ちゃんに
「あなたのこと、ちゃんと見てるよ
生まれてくるのを楽しみにしているよ」
とくり返し伝えることが、一番の胎教なのです。


わたしは、自分の妊娠中、そのことを知りませんでした。
私自身のバーストラウマのせいで
「胎教なんて、ケッ」と思っていた部類なので。

知っていたら~と思います。

妊娠中の女性、
これから妊娠される女性、
「赤ちゃんとコミュニケーションをとる」ということを
大切に考えていただきたいなと思います。


かくいう私も、
3番目の妊娠で胎児の性別が「男」だとわかった時
少なからずがっかりしました。

女の子がよかった~、。゚(゚´Д`゚)゚。  


娘の服や育児用品が使いまわせるし
上の子の子育てが、
やっとひと段落したころの妊娠だったので
穏やかな?子育てがしたいと思ったんですね。

「穏やかな子育てがしたい」
から、女の子が欲しい。

それは、「男性」への潜在的なおそれがあったから
かもしれません。
「男は厄介」という、思いが。


男女は、陰陽にたとえられます。

ですから
心の中にバーストラウマのしこりを持ったとしても
男の子と女の子では
その現れ方が違うように感じます。

女性は陰ですから、
しこりを抑圧の方向へ、
奥へ奥へ持っていこうとするのに対し

男性は、陽の氣(エネルギー)です。
能動的で発散タイプなんです。

ですから 男の子は、
抑圧しっぱなし、ということは少なく
そのエネルギーは、他の出口を探して
違う形で発散しようとします。

地下でつながっているマグマが
まったく別の噴火口から吹き出すような
そんなイメージですね。

抑圧されたエネルギーは
ゆがんだ欲望として噴出します。

例えば、
征服欲(暴力、ハラスメント)
性欲(快楽、多数を求める)
成功欲(社会的地位、権力に固執)
破滅願望(飲酒、薬物、反社会的行動)
など。

男性性のエネルギーバランスが崩れ、
負のエネルギーが
突出してしまいます。

そして、なぜだか、
いつもこういう男性ばかり好きになってしまう女性がいます。

前の記事に書いた
「女性性の否定」を持つ女性ですね。

お互いが自分の性に対して
心の奥で否定的に感じていると
その負のエネルギー同士が引き合ってしまうのです。

男性は、本当はナイーブで傷つきやすいのですが
「泣くな!」
「弱音を吐くな!」
「男だろ!」
と育てられてしまうために、
心の痛みをうまく表現することができません。

痛みを抱えながら
からだや心が動かなくなるまで働き続けるような
社会が成り立ってしまうわけです。

子どものうちに
「泣いたっていいんだよ」
「弱音を吐いたっていいんだよ」
「つらいことはつらいって言っていいんだよ」
って、言ってもらえたら、
男の子たちの人生は、また違ったものになるでしょう。

ひずみまくっている男性社会を変えられるのは
いま男の子を育てているお母さんたちです。

そのことを忘れずに
健やかに育ててあげてくださいね。



男性性の否定 文字入り みすまる   

子どもの頃の長男がそうでした。
わざと、雰囲気をぶち壊すようなことを
よくしていました。

どういうタイミングなのか、わからなかったのですが
きっと
この「バケツの水が満杯になったタイミング」だったのだろうと思います。



* * * * * * * * * * *


ピエタ・セラピーが人生の分かれ道になる

セラピーをとおして、
抑圧していた感情を発散することで
バーストラウマを溶かします。

子どもはよく泣きますね。
よく泣ける年齢の方が、
バーストラウマの解除はスムーズに運びます。

言葉を覚えだすと、言葉でごまかすようになり
5~6歳になり、がまんを覚えると、
容易に気持ちを吐き出しにくくなります。

成長して
年齢を重ねれば重ねるほど
ネガティブな思いが、瓦礫のように心に積み重なり
とりのぞくのに本当に苦労します。

まず、これを取り除かないと、
「愛されている実感」は入ってきません。


だから、
できるだけ小さな赤ちゃんのうちに。

どんなものにも代えられません。

お子さんに「私に生まれてよかったと思える人生」を
プレゼントしてあげてください。


母と子の心をつなぐ
ピエタ・セラピー

90分程度 5,000円

くわしくこちら

080-5209-2240
life.team307@gmail.com
澄田順子


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【2016/02/10 10:00】 | 子育て
【タグ】 下関  カウンセリング  子育て  インナーチャイルド  
|

大人たちは、軽い気持ちで口にしています
 
妊娠すると、やっぱり気になるのは
おなかの子の性別ですね。

男の子だったらいいな
女の子だったらいいな



健診で赤ちゃんの性別がわかると
深く考えずに
口をついて出てしまいます。

「男の子だった」 ( ノД`)ガッカリ 
「また、女の子だった」 ( ノД`)

そんな時、おなかの赤ちゃんはママたちの会話を
どんなふうに受け止めているでしょう


ママの残念な気持ち、
パパのがっかりした気持ちが
くぐもった声でおなかの中に響いてきます。

それを感じ取った赤ちゃんは

「女の子の私ではダメなんだ」
「私じゃダメなんだ」
「ぼくは生まれちゃいけないんだ」

と思ってしまいます。

・・・・えぇぇ~
まさか~
そんなことくらいで?

そうなんです。
それが赤ちゃんの認識なんです。

そして、それは
訂正されることなく
赤ちゃんの意識の奥に
グサッとアンカーを突き立てて
沈み込みます。

問題なのは、

①パパやママが
 自分たちが口走った内容を
 対して重く受け止めていないこと
 =赤ちゃんが傷ついていることに気づいていない

②赤ちゃん自身が想いを伝えることができないこと
 =仲直りの機会がない



これから紹介するのは
BlueWindsの真美先生のセラピーのケースです。


「お父さんが大嫌いな2歳の女の子」

おなかの中にいる時に
おとうさんの発した「男の子がいい」という想いを受け取ってしまい
「女の子で生まれたら、愛されない」という
思い込みを持ってしまいました。

お父さんはね、
たとえ妊娠中にそう思ったとしても、
生まれてきたわが子を抱いた瞬間、
そんな思いは吹き飛んでしまうと思います。。

※もし、それでも
親に「男の子がよかった」という想いが強ければ、
親御さんはセラピーを受けた方がいいかもしれません。


けれども、
パパもママも赤ちゃんのこころの痛みに気づきません。
赤ちゃんも泣いて知らせることが精いっぱい。

お互い、心がすれ違い、分かり合えないまま。

そして、
この女の子はセラピーを受けました。
その日のうちに
これまでの「女の私じゃおとうさんに愛されない」という想いが
「おとうさんは私のことを愛してくれている」に
書き換わったんですね。


良くも悪くも
心の底にある「想い」に
見合った人生を送ることになります


心の底の想いが
「女の子に生まれてよかった」であれば
そう感じられるような体験を
この子は人生の中で
たくさん積み重ねていけます。
あたりまえのように。

しかし、
この思い込みが書き換えられないまま
成長すると、
どうなるでしょうか。

女性性の否定 文字入 みすまる

「女に生まれたせいで」という気持ちを
上書きするような人生を重ねてしまうことになります。

前出の女の子も、
セラピーを受けていなければ、
おとうさんと心が通じ合うこともないまま、
たくさんのトラブルを抱えて生きていたかもしれません。

特に「女性性の否定」を抱える女性は多く
「え、こんなことまで!?」というような現実も含まれます。

心の底に沈んだ想いが
それに見合った現実を引き寄せてしまうのです。

それくらい、
このネガティブな思い込みを、
幼いうちに
解除できるかできないかが
人生の分かれ道になってしまいます。

子どもはよく泣きますね。
よく泣ける年齢の方が、
バーストラウマの解除はスムーズに運びます。

言葉を覚えだすと、言葉でごまかすようになり
5~6歳になり、がまんを覚えると、
容易に気持ちを吐き出しにくくなります。

成長して
年齢を重ねれば重ねるほど
ネガティブな思いが、瓦礫のように心に積み重なり
とりのぞくのに本当に苦労します。

まず、これを取り除かないと、
書き換えられないんですよ。


だから、
できるだけ小さな赤ちゃんのうちに。

どんなものにも代えられません。

赤ちゃんに「私に生まれてよかったと思える人生」を
プレゼントしてあげてください。


母と子の心をつなぐ
ピエタ・セラピー

90分程度 5,000円

くわしくこちら

080-5209-2240
life.team307@gmail.com
澄田順子





【2016/02/08 10:00】 | 子育て
【タグ】 下関  カウンセリング  子育て  インナーチャイルド女性性  
|
  
おなかの中に命が宿った瞬間から
その命には「意識」が芽生えます。

おなかの中で、
聞こえたこと、感じたこと、
すべて記憶しています。

思い出せないだけで。

おなかの中にいるときから
赤ちゃんたちはすでに
パパやママが赤ちゃんのことを
どんなふうに思っているか
知っているのです。

けれども、
その認識力は、小さいゆえに未熟です。

大人たちの何気ない言葉や
突発的なできごとに
大きなショックを受けてしまいます。

そして、
否定的な思い違い、勘違いをして信じ込み、
それを
誰かに話すこともできず、
誰かから訂正されることもなく
痛みを抱えたまま
この世に生まれ、成長します。

人の心の中に静かに沈んでいる癒えない痛み。

それがバーストラウマです。

赤ちゃんは、
自分でその痛みを伝えることができません。

ぐずったり
指しゃぶりしたり
おねしょしたり
後追いしたり
体調を崩したりして
何とか、
ママたちに痛みを理解してもらおうとします。

ママたちをてこずらせる
子どもの問題行動と呼ばれるものは
ほとんどが
バーストラウマの痛みから起きています。

ママたちは、
何とかしたい、はやくやめさせたいと焦ります。
しかし
問題の根本原因がわからないために
目先の応急処置をしてしまいがちです。

そして、
問題行動は消えたけれど、
かえって、
ママの知らないところで
子どもの痛みを重ねるような結果を招いて
しまいがちです。


どうして、うちの子はこうなんだろう。
私の子育てが悪かったのか。

何か起こるたびに、
よその子と比べるたびに
チクチクと痛みます。

ママ自身も、実は
幼い頃の痛みを抱えながら
子どもたちの世話をしているんです。

うっかりカウンセリングや相談に行って、
「あなたの子育てが悪い」なんて
言われたら、
もうどうしていいかわかりません。

「子どもに起こることはすべて
私のせいではないだろうか」と
多かれ少なかれ
ママたちは、思っています。

だからこそ
子育てのことを
誰かにあれこれ言われるのはつらい。

ひとりで抱え込み、
ひとりで何とかしようとしてしまいますね。


私が実施している
母と子の心をつなぐピエタ・セラピーは、
子育て相談とも、
心理カウンセリングとも
異なります。

問題の根本にある
お母さんのこころの痛み、
お子さんのこころの痛み、
両方を溶かしていきます。


お子さんが、胎児の時に抱え込んでしまった
否定的な思い込みを溶かし
本当のことを
ママとのやり取りを通して
お子さんに伝えていきます。

そのプロセスを通して、
ママ自身も
深く癒されていきます。

子どもの反応は、とても素直なので、
わだかまりがほどけて
本来の姿を取り戻していく瞬間は
すがすがしいエネルギーに満ちています。

お互いのわだかまりがほどけると
「心がつながる」という感覚が
実感できることと思います。


バーストラウマと呼ばれる
ネガティブな思い込みは
お子さんの年齢が小さければ小さいほど
あっけなく スルンとほどけていきます。

年齢が上がるにつれて、
意識が複雑化するため、
ほどくのに労力が必要になります。

「こんなことくらいで」
と思っている小さなことが
あとあと
成長してからも
お子さんを苦しめます。

子育てに悩むお母さん、
赤ちゃんの発育・問題行動が気になるお母さん

これから、
バーストラウマについて書いていきますので
ピンと来た方は
どうぞ、お話しに来てくださいね

心の壁 文字入り みすまる



ピエタセラピー1 文字入り みすまる


ピエタセラピー2 文字入り みすまる




母と子の心をつなぐ
ピエタ・セラピー

90分程度  5,000円

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澄田順子




【2016/02/07 10:00】 | 子育て
【タグ】 下関    カウンセリング  子育て  インナーチャイルド  
|
 
 
父と祖母を見送って、
私はたくさんのことを学びました。


私という人間が
生まれ持ち合わせた課題

それはひとりでクリアするものではなく
父との関係において
母との関係において
きょうだいとの関係において
パートナーとの関係において
子との関係において
クリアしていくものなんです。


この生まれ持ち合わせた課題は
一本の糸にできた結び目のようなもの。

一本の糸は一人一人。

結び目をほどくために生まれてきているのに、
生きていくうちに
ほどくどころか
小さな結び目が、こじれて重なり合って
大きな結び目になる。

時に隣り合う糸も巻き取んで、
もっと大きな結び目になる。

それが、家族・友人・地域・国というように、
複数の糸を巻き込んだ大きな課題になる。

個人だけではほどききれないような大きな結び目は、
やはり関わった糸たちがせーので
一斉にほどかないと解けない。

だから、それをほどくときは、
関与した魂が近しい場所に生まれてくる。
でも、失敗するともう一度、
条件を再設定して生まれ変わってくる。

壮大なプロジェクト X

父と祖母を見送るときに
今現在生きている人間だけではない
いろいろな人の想いが絡み合って出てきました。


きっと、私たちは
その人たちを含めてチームを組んで、
ミッションを遂行しに生まれてきたんだろうな、
と思ったりするわけです。

誰にも落ち度はありません。

父の死は何かの犠牲とかそういうことではなかった。
彼は彼の人生を生き抜いた。
だってあの時、父は最期に手を振ったのだから。
みなの見守る中で。

曾祖母も、何かの犠牲とかそういうことではなかった。
時を越えて伝えたいことがあっただけ。
曾祖母が越えられなかったあの日を
かわりに私は越えたから。

だから、私は後悔なく
次のミッションに取り組みます。

今、これを読んでいるあなたも
何かのミッションの一員として
生まれてきているんです。

いつまでも、
自分のおかれた立場を
嘆いている暇なんて
ありませんよ。

どんだけその場所が好きなんですか。

はやくそこから出て、
周囲を見回してください。

あなたじゃなきゃ
できないミッションがあるんですよ。


   
  * * * * * * *   
   
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なるべく結び目がゆるくて小さい 子どものうちに、
するする~っとほどいてほしい。
ここが人生の分かれ道、ってくらい、変わります。
子どもは自分で来れません。
お母さん、お子さんの将来のためにご一考ください。

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【2016/02/05 10:00】 | 親との関係
【タグ】 下関  メンタルヘルス  カウンセリング    セラピー  
|


父の死からちょうど3年後、
2009年の夏休み最後の日でした。

長男は小2、娘は年長、
末っ子はテシテシ歩きの1歳4か月。

朝9時、母から電話がありました。
おばあさんのの呼吸が浅くなってきている、と。

祖母は、民間の介護施設にいました。

明日は始業式だし、帰ってこなくていいよ、
母はそういいました。

「わかった」と電話を切った後、
思い直して、
子どもたちに明日の始業式の準備をしておくように言いました。
(長男は几帳面なので、宿題は終わっていました)

その間に急いで準備して
母に「今から帰る」と告げました。

母は最初、帰らなくていい、と言っていましたが
汲み取ってくれました。

私の最後の孝行。

車で急いで帰りました。
それでも3時間近くかかります。

昼過ぎに着いて、
直接施設に行きました。
母は、
親戚筋にはまだ連絡はしていませんでした。

連絡をすれば、
ひっきりなしに居室に詰めかけて、
その応対でバタバタしてしまいます。

母と私と子どもたちだけ。

居室は静かでした。
点滴もモニター類も何もついてない。

祖母は穏やかに横たわっていました。

思い出したように顎で浅く呼吸します。
目は閉じていて、意識はありません。

手も足も白く細い。
その手や肩や足を
みんなでさすり、名前を呼びました。


祖母は歌が好きでした。

私が子どもの頃、よく歌ってくれました。

夕やけこやけ、赤とんぼ、
青い目の人形、朧月夜。

いわゆる尋常小學唱歌。

祖母を見送るときは、
私が枕もとで歌ってあげようと
決めていました。

そのことは誰にも言ったことないのに、
母も、祖母の枕元で
これらのうたを歌っていました。

母も
祖母への思いは同じなんだと思いました。

子どもたちも 
「ゆりかごの歌」を一緒に歌いました。

子どもたちは無邪気。

死に近づく祖母を前にして、
屈託なく笑っています。
末っ子はベッドで祖母の足元に座っています。

臨終の場が病院に移る前の時代の風景
そのものです。

子どもたちが笑うと、
祖母は応えるように
細い息を吐きます。

「おおきい おばあちゃん」

名前を呼ぶと、表情がかすかに動きます。

静かに穏やかに。
何にもかえがたい時間。

命が生まれるのと同じくらい尊い。
人はどうして、この時間を
簡単に他人(医療)に渡してしまうんだろう。

3時間くらいそうしていました。

娘がトイレへ行くというので
私がついていきました。

母と長男と末男が残っていました。

「大きいおばあちゃん、息してない」
祖母の呼吸が止まったのに気付いたのは長男でした。

母はその時、目を離していたようで
私が部屋に戻ると、祖母はこときれていました。

職員さんに連絡し、医師を呼んでもらいました。


愛する家族に囲まれて
穏やかに祖母は旅立っていきました。

看護師をした経験から
「大切な祖母は、
こんなふうにして送り出してあげたい」と
思っていた
私の想いがかないました。

命が消える瞬間に
子どもたちが何かを感じてくれたか、
何が残るのかはわかりません。

それでいいと思います。

私が意図して導くなど、遠く及びませんから。

祖母は最後に、次代の子どもたちに
尊い学びの機会を与えてくれました。

いのちのバトンは確かに渡ったと思うよ
おばあちゃん。

この子たちが、あのバトンを胸に
これから自分の人生を駆け抜けていくよ。


いのちは続いていく。
何も終わらない。
かたちを変えて、続いていくんだ。
   
 
(追記)

祖母の夫は、24歳で戦死しました。
はじめての子を妊娠中に召集され、
生まれたばかりだった子(私の父)を一度見せに行って、
そのまま出征し、帰らぬ人となりました。

戦死者は、没した日ばかりがクローズアップされ、
誰も、祖父の誕生日を知りませんでした。

祖母の棺に入れるものを探していて
若い頃の祖父の写真を裏返した時、
母とふたりでびっくりしました。

写真の裏側に書いてあった
祖父の誕生日は
なんと、長男と同じ日だったんです。

あれだけつきっきりで
みんなで 祖母の元にいたのに

祖母が息を引き取る瞬間を見届けたのは
長男ただ一人でした。


生まれ変わりなんて言うつもりはありません。

ただ、
運命に引き裂かれて
夫婦を全うしてやれなかった祖母の人生を
ずっと見てくれていたのかもしれない、と
最後の最後にそのことを
伝えてくれたのかもしれないと
そんなふうに感じました。




私の家族の看取りの物語は
これでひとまず終わります。

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。



【2016/02/04 10:00】 | 親との関係
【タグ】 下関  メンタルヘルス  カウンセリング    
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